
4月15日、三井物産企業投資株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:遠藤陽一郎)が運営する投資事業組合等(以下「三井物産企業投資」)は、株式会社日本イトミック(本社:東京都墨田区、http://www.itomic.co.jp。以下「イトミック」)と同社の株式を取得いたしましたので、お知らせいたします。
イトミックは、業務用給湯器のトップメーカーであるとともに、東京電力㈱殿と共同して世界で初めて業務用エコキュート(CO2冷媒ヒートポンプ)を発売、導入実績で国内最大手の地位にあり、日本発の環境技術を世界に広めるべく事業発展に取り組んでいます。
三井物産企業投資は、18ヶ月にわたるイトミックとの協議を通じ、同社の経営戦略及び成長性を高く評価するに至り、市場環境と事業機会に対する共通認識を形成しました。これを受けて、イトミックの株式の50.1%を取得し、複数の取締役を常勤で派遣した上で同社の経営に本格的に参画することで、合意に至ったものです。
本件は、三井物産企業投資が標榜する「実業と金融の複合を図るバイアウト投資」ですが、なかでも有力オーナー企業が次のステージへ飛躍することを応援する「第二の創業支援」の具体例となります。三井物産㈱の機能を最大限に活用した海外事業展開支援、提携戦略の樹立や実行にむけたサポートなど、事業目標を共有した上で創業家や経営陣と二人三脚で事業拡大に取組む、「成長実現型投資」を目指します。
イトミックの業務用電気給湯機事業については、ブランド力と開発力を活かしつつ、事業の効率性を一段と高めるとともに、これまで培ってきた優れた技術力・ノウハウに基づいて給湯機専門メーカーとしての顧客ニーズ対応能力を磨いていく方針です。業務用ヒートポンプ事業においては、さらなる技術革新に取り組むとともに、本分野のパイオニアとして蓄積された経験を活用した顧客へのソリューション提供型営業や、新たなパートナーとの提携などにより、国内基盤を強化します。また、海外事業は、今後もっとも大きな成長が期待できる分野であり、欧州・韓国市場を重点地域と位置付け、各国の環境規制動向等にも目配りしつつ経営の優先順位を見極め、積極的に経営資源を投入していきます。
本件に関するお問い合わせは、03-3285-3260(担当:川原)までお願いします。
三井物産企業投資株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:遠藤陽一郎)は、保有する日本ケミカルリサーチ株式会社(本社:兵庫県芦屋市、以下JCR社)の新株予約権付社債について、グラクソ・スミスクライン社(本社:英国ミドルセックス州、以下GSK社)との間で以下のような契約を締結いたしました。
2010年3月26日付けで締結した契約は、当社が保有する新株予約権付社債を全て普通株式へ転換し、全量をGSK社に売却する内容です。売却総計金額は約40億円、売却完了時期は5月中旬を予定しています。
当社は、JCR社が国内初の『バイオシミラー医薬品(後発生物製剤)』を手掛けるに際してその先見性に着目し、腎性貧血治療薬であるエリスロポエチン(以下「EPO」)の開発費用に充当すべく、2006年5月にJCR社の新株予約権付社債20億円を引き受けました。その後、同社事業の国内及び海外展開を支援してきましたが、EPOの開発が進捗し2010年1月20日に製造販売承認を取得したこと、またJCR社とGSK社との資本業務提携が成立したことにより、投資時点の目的を達成いたしましたので、JCR社が望む友好的な形で投資資金を回収することとしたものです。
本件に関するお問い合わせは、03-3285-3260(担当:武田)までお願いします。